ボールギャグは、苦しい。
唾液も飲み込めなくて、だらだら垂らしっぱなしになる。
一瞬、理不尽な苦しさのような気がしてしまうのだけど。
そのすぐ後に、これは責めなのだから苦しいのは当たり前、だと思う。
私の頭は、そこに思考が至ってから、飛び始める。
そんな、開きっぱなしの口で感じる閉塞感を思い出して…
なんだか思い出した、昔のこと。
どうにもならない恋をしていた。
いま思えば、恋ではなくて、執着だったのかも知れない。
私はまだ若くて、恋と執着の区別もつかなかった。
好きな本があった。
何度も読み返した本。
私はなぜか、その本の行間に、そのときの想いを書きとめつづけた。
本の内容と、そのときの私の想いが、重なっていたわけではなかった。
物語は美しかった。
だけど…美しく流れる時の中の、どうしようもない閉塞感だけは似ていた。
胃が食べ物を受け付けなくなって、体重がどんどん減った。
吸っても吸っても酸素が足りなくて、手足が痺れて動けなくなった。
職場で倒れて、はじめて救急車に乗った。
それでも想いを引きはがすことはできなかった。
すごく時間がかかったけれど、最終的には。
私が彼を切った。
ストーカー行為をされたわけではないけれど、その後何年かに渡って、ぽつりぽつりと執着を見せたのは、彼の方だった。
本を買い直した。
物語は、やっぱり美しくて。
だけど、閉塞感は、あまり感じなくなっていた。
もう、ずいぶん昔の話。
若かったから、あんな酷い恋もできたのだと思う。
あんな閉塞感は、まっぴらごめんだ。
そして、いまは。
別の閉塞感を望んでいる。
苦しくて、涎をだらだら垂らしていても。
感じているのは、被虐の悦びというものと、快楽と、幸せ。
なんだと、思う。
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同じような感情のもとに執着するのだから正に悪循環です。
イラマの【違う意味の閉塞感】が好きなワタクシです(笑)。